借金が目減りする世界
こんにちは
サーファー薬剤師です
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今、金の価格が上昇していますよね。
なぜ上がっているのかというと、色んな要因はあるとは思いますけど、世間的にはドルの信用
低下という風に言われていたりします。
要はアメリカも日本もお金をじゃんじゃん刷って市場に供給していたので、お金の価値自体が
下がっているという事みたいなんですね。
一見、不動産投資には関係なさそうに思えるんですけど、この貨幣価値の希薄化というのは
不動産投資にとても関係していると思います。
なので今回はその事に関して解説したいと思います。
お金の価値が低下している
今、日銀は利上げを検討しているみたいですが、アメリカでは逆に利下げを検討しているそう
なんですね。というのも、アメリカの失業率が上昇していて、景気後退の懸念が高まっている
からですね。
そうすると、また景気を刺激するためにお金を刷って、市場にマネーを供給するような動きに
出ると思います。
コロナの時もそうでしたが、そのようにじゃんじゃんお金を刷っていれば、お金の価値は下が
りますよね。実際日本も昔からお金を刷りまくっているので、今の円安の状況を見てもわかる
ように、円の価値は昔と比較してだいぶ暴落しています。
そういった状況もあって、現在金の価格は上昇しているとも言われているんですよね。
金の採掘量には限りがあるので、お金のように無限に刷る事は出来ません。
そういった意味では、ビットコインも発行量に上限があるので、同様に現在上昇しています。
このような貨幣価値の希薄化というのは、今後も続く可能性が高いそうです。
貨幣価値が下がるという事は、相対的にものの値段は上がるという事ですよね。
つまりインフレが今後も継続する可能性が高くなります。
そうなってくると、我々の生活はもちろん不動産投資にも影響はかなりありますよね。
例えば日本人の貯蓄率はかなり高いそうですけど、そのように現金でお金を持っていても
目減りする一方、どんどん資産は少なくなってしまいます。
今までのデフレだったらまだそれでも良かったんでしょうけど、貨幣価値が希薄化するイン
フレの状況では、株や不動産などに投資するのが正解という事になると思います。
インフレ状況下での不動産投資
先ほど貯金をしていても、インフレの状況下では目減りする一方という話をしたんですけど
貨幣価値が希薄化する世界では、借金も目減りしていく事になりますよね。
インフレで物の値段は上昇するわけですから、物件の価値は上昇して残債が相対的に低くな
っていきます。そうなると「借金したもん勝ち」のように思えて来ますが、それはそれで危
険な思考な気がします。
借金して物件を購入したとしても、それが本当に価値があるものでなければ、例えインフレ
の状況であっても大損する事になると思います。
なぜならインフレだからといって、何でも価値が上がるというものでも無いからですね。
基本的に物の価値は、受給のバランスで決定するものだと思います。
なので誰も欲しがらない、買いたいと思わないものを持っていたとしても、インフレでその
価値は上がらないと思うんですよね。
例えば地方物件で、賃貸需要の無いマンションを所有していても、当然その物件を買いたい
と思う投資家はほとんどいないと思うので、インフレでもそのような物件の価格の上昇は望
めないと思います。
それどころかインフレ状況下では、金利は上がる傾向にあるので、高い空室率で返済比率も
高くなり、最悪破綻する可能性すらあると思います。
一方都内物件のように、国内投資家はもちろん海外投資家も興味があるような物件であれば
グイグイ価格は上昇していく可能性があると思います。
そもそも私達が行っているのは不動産賃貸業という事業なので、購入する物件はやはり細か
く精査して、収益を得られる確信を得てから購入する訳なので、インフレで借金が目減りす
るから融資が出る物件をひたすら買いまくって、それでOKというものでは無いと思います。
金融機関ももちろん審査はしますし、俗に言うクソ物件のようなものに融資を出す可能性は
今の状況では少ないかもしれませんが、金融機関は不動産投資のプロでもありませんし、
運営するのはそもそも我々事業者なので、そこはしっかり精査する必要があると思います。
最後までお読み頂きありがとうございます(^^)
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